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感性の問題

  • D-36 (小説|アンソロジー)
  • かんせいのもんだい
  • 桐崎鶉
  • 書籍|その他
  • 108ページ
  • 1,000円
  • 2024/5/19(日)発行

  •  ローリエが見つからなくて永遠に乾物コーナーから出られない 「ないないしない」

    2022年北海道新聞短歌賞・佳作を受賞した作品集「感性の問題」全編ほか、たにゆめ杯2個人賞受賞連作「かりそめの橋」、文芸誌『砂時計』に発表した連作の数々など、桐崎鶉の2018年から現在までの短歌を収めた初歌集。書き下ろしとなる連作「春の分際」「vignette」など、本書でしか読めない作品も収録されています。

     もういいと言ってほしいよトイレ用洗剤で風呂のタイルを磨く 「サイクル」
     親がふたりいる前提の説明をじっくりしてくれる事務のひと 「感性の問題」
     鹿撃ちに山へ入ってそれきりの祖父に生き写しだとみな言う 「かりそめの橋」
     すれちがう一瞬傘にさえぎられここまで秋雨が届かない 「ルチア」
     前輪へ小鳥が一羽飛び込んで小鳥をやめるまで見てしまう 「報酬系」

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