新鋭短歌シリーズからの第一歌集。
北海道新聞や江別蔦屋書店など多数のメディアや会場で取り上げてもらっている一冊です。
美容師としての作品もオススメ。
詩人の舌と、美容師の指と、都市生活者の肌で、
世界は見なれない色へと染まってゆく。(山田航)
【5首】
海の向こう風の休まる土地からの手振れのような写真が届く
吉田さん来てないけれど元気かな無邪気なくせ毛に悩んでないかな
君は表情をぼかしながら私の記憶にとどまってきっと居心地がいいのだろう
ビル風で罵れよ秋 取り留めのない話題なら持っているんだ
故郷には届かぬ台風この街を通過しのちに夏を知らせる
久石ソナ(ひさいし・そな)
1991年 札幌市生まれ
2010年 早稲田短歌会入会
2012年 札幌へ戻り 北海道大学短歌会の創設者のひとりになる
2015年 第一詩集『航海する雪』上梓
2016年 第50回北海道新聞文学賞受賞
2018年 短歌研究新人賞 候補作
2019年 札幌・琴似に美容室「雨とランプ」をオープン
2021年 歌壇賞 次席
同人誌『ネヲ』主宰者、白いひぐま歌会主宰者のひとり
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