テル・ユア・ヘヴン —潟杜大学怪異譚シリヰズ—

• い-22 (小説|妖怪・もののけ)
• てる・ゆあ・へヴん かたもりだいがくかいいたんしりーず
• 梅室 しば
• 書籍|A5
• 257ページ
• 800円
• https://lit.link/thal21
• 2023/3/3(金)発行

• キャンパス・ライフは、ほろ苦い怪異と共に。

  爽やかな風吹く城下町・潟杜。ここには少しだけ「異界のもの」と縁を結んだ大学生が多い──。妖や神々との出会いが若者の日常を変えていくノンストップ現代怪異譚を五話収録！（※本作はWebで全文公開されています。紙の本としてお手元に置いておきたい方におすすめです）
  
  舞いあがる五月 Soaring May
  潟杜大学生物科学科二年生。彼女が挑むのは「怪異」と呼ばれる稀有な事象。
  
  煙みたいに残る Smoldering
  雨の高原。夏合宿に集まった剣道部員。ほの暗い体育館に謎の血痕が現れる。
  
  光波標識 I find you.
  船でブラキストン線を超え、北海道へ。「まがい魚」の呪いから友を救え。
  
  天蚕糸の月 Good luck.
  学園祭に紛れ込んだ四体の妖。二体は善く。一体は悪しく。一体は、哀しく。
  
  かの子でなくば Nobody's report
  温泉郷の優しき神は、冬至の夜、囲碁の対局を通して一年の祝福を与える。