運命の先に待つもの 〜ある夏の終わり

• え-06 (小説|恋愛)
• うんめいのさきにまつもの あるなつのおわり
• 作家椿
• 書籍|文庫判(A6)
• 68ページ
• 1,000円
• 2017/12/31(日)発行
• 『運命』三部作、完結編。
  
  北国の夏は短い。内地の人間が想像するよりも、ずっと。
  その短い夏の間、三人はこの夏を永遠とするかのような恋愛模様を描いていた。
  川面に、あるいは夏草に。
  少年は彼女を愛した。
  少女は彼女を愛した。
  彼女は二人を愛した。
  
  だが、愛が全てハッピーエンドで終わるとは限らぬのだ。
  運命の先に待つものが、抗えぬ怪物だったのだから。