出港した船がことごとく戻らない──今この海峡では何かが起きている。
そんな暗雲漂う港町に今、どうしても船に乗りたい6人がいた。彼らはそれぞれの理由と目的があって、奇跡的に出港する船で乗り合う。果たして船は対岸の港へ無事にたどり着けるのか。ESTASIA 1 章「見えない月の導き」【A5/106P/500円】
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大きな禍々しい黒い鎌が、少年めがけて振り下ろされる──。
少女は攫われ、少年たちは決裂し、彼らの前には純粋なる悪が立ち塞がる。雨の森でずぶ濡れになり、泥にまみれながらも、最後まで生を諦めない。それは目的も価値観も全く異なる6人の、ただ一つ共通する生き様だった。ESTASIA 2 章「馬車に揺られて」【A5/86P+別冊付/500円】
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光を継ぐ者よ、その証をあらわせ──
その言葉で、背中がカッと熱くなった。目の前で次々に起こる信じがたい光景、そして追い込まれる絶体絶命の危機に、少年はあの日の感覚を思い出す。『いまわしき月に棲まうべきものども』が動き始め、間もなく世界は異常に気付くことになる。ESTASIA 3 章「遺跡の地下に眠るもの」【A5/96P/500円】
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異変が始まった。
見たことのない天変地異に空を仰ぐ。6人は黒月にまつわる情報を求めて世界最大級の不思議な図書館を訪れ、それぞれが自分の過去と真実に向き合うことになるのだが──。ESTASIA 4 章「明日を紡ぐ記憶」【A5/108P/500円】
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あがき、もがくのは人間の性だ。
流されていることに気付くとほとんどの人間は逆らおうとする。見えないうちは素直に流されているくせに。ESTASIA 5 章「最果てに望む月の境界」【A5/128P/500円】
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全然仲良くならない6人がどこまで旅を続けられるか不安になる長編ファンタジー第1章。
この船の冒険は1章で完結しているのでこれ1冊からでもお試しいただきやすいです。
続き物としてじっくり長編を楽しみたい方には、1~3章までまとめてお読みいただくのがオススメです。たっぷり読みたい方には最新刊5章まで一気読みもどうぞ。(全8章予定)
6章は2019年発行予定です。
1章、2章(各10万字程度)はWebで全文公開しています。(同人誌版より古い版のため表現の異なる箇所があります)
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http://estasia.skr.jp/new/main/1shou/jowa.html 2
http://estasia.skr.jp/new/main/2shou/jowa.html