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恋は空し

  • こ-53〜54 (評論・研究|ミステリー)
  • こいはむなし
  • 三上於菟吉
  • 書籍|新書判
  • 78ページ
  • 1,000円
  • 2026/9/13(日)発行
  •  三上於菟吉の描く女性には、いろいろな姿があった。本巻に収録した5つの短編は、いずれも個性溢れる女たちの姿が描かれている。「恋は空し」(『苦楽』大正13年4月号)は、交際した女性の行く末に驚かされる。「電撃」(『キング』大正14年6月号)は、アメリカへ渡る船上で二人の男が決闘する話であり、そのきっかけとなった女性は大和撫子だった。「宝物」(『サンデー毎日』昭和2年6月15日号)は、うら若き女性に弄ばれる大学生の姿が描かれ、「胎教」(『サンデー毎日』昭和3年15日号)は、物心もつかない小さな女の子が話の中心だった。最後の「賢き痴婦」(『サンデー毎日』昭和4年3月20日号)は、年増美人における、未亡人の遊び方が男たちから分析されていた。  三上於菟吉の女性を描く〈探偵のまなざし〉は、はたしてどのような恋愛世界を暴いてくれるのであろうか?

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