17という絶望的なほど短い音数で 構成される俳句は、 それ自体が世界なのではなく、 世界を想起させる触媒のようなものだと ずっと思っていた。
ところが、この句集を読んでいるとき何度も、一句がそのまま世界として立ち現れる様を目にするような気持ちになってしまった。 これは俳句の掟破りなのか、革命なのか、 それとも俳句について自分が最初から思い違いをしていたのか。 読み終えて、これまで遠のいていた足が いきなり俳句の世界に引き寄せられるのを感じた。
――金原瑞人(本書帯文より)
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