嗅覚を喪失したまま、店主代理として祖父の喫茶店〈喫珈琲カドー〉に立つ青年ミツの前に、香りだけでコーヒーを淹れることのできる透明人間の少年ハナオが現れて、手伝いを申し出る。どこか奇妙な共同運営を開始した二人。ハナオに対して苛立ちを隠しきれないミツだったが、ある出来事をきっかけに、コーヒーについて教えを請う。それは、ハナオの秘密を知ることにもつながっていき……。コーヒーと香りにまつわる現代ファンタジー。
※Web公開時に追加した「プロローグ」、前日譚「女神の気まぐれ」付き(ともにコピー)。Webで全文公開中のため、値下げしました。