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隕石なんて落ちてこないから、クソみたいにゆっくり死んでいく

  • き-06 (小説|ライトノベル)
  • いんせきなんておちてこないから、くそみたいにゆっくりしんでいく
  • 夜夜メイ
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 323ページ
  • 1,000円
  • https://ixtli-boundary.com/no…
  • 2021/11/28(日)発行
  • 終わりそうで終わっていない世界で紡がれる
    JK二人の最後の青春ディストピア


    「あと、二週間しか……ないの」
    「そう。二週間しか……ないよ」

    真面目系クズ・ゾゾエと、重度の中二病患者・いっちゃん。
    平凡なJKとして平和な毎日をのんべんだらりと暮らしていた二人。
    嫌な現実からは目を背けて、辛いことからは逃げ回る。
    でもふんわり生きていけたら、それでいい。

    そんな二人に、現実の闇は突如として舞い降りる。
    世界を蝕み、有機物を死滅させる謎の放射線・KA線。
    これを防ぐには巨大な〝砲台〟と――弾丸となる特別な〝人間〟が必要だった。
    その弾丸に選ばれたことを告げる召集令状が、いっちゃんの元に届いてしまったのだ。

    毎日を先送りし続けて、現実逃避を極めた二人に残された猶予は、あと二週間。
    変わらない明日なんて来ない。もうそれほど時間はない。
    伝えるべきこと。伝えたいこと。立ち向かわないといけないこと。もう立ち向かえないこと。
    限られた時間の中で探し回る。生まれてきた理由を――〝世界の真実〟を。

    これはそんな迷走を続ける二人が最後の二週間に紡ぐ、青春ディストピア。

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