ヘヴンズ・ドアー上巻の改定前版です。以下の理由により半額とさせていただきます。
・「」の文字重なり等レイアウトの不備
・誤字脱字
・ルビの少なさ
・文章が改定前
・改訂版ではカットされたシーンあり
ストーリー展開に変更はございません。
生命のように刹那的、断罪のように端的―― 死後の世界にてWorld War Final、勃発!ヴァルハラ。それは人を殺す事に「違和感を覚えない」狂人のみが逝くあの世。天上の戦場。いずれくる世界の終りの後、新たなる世界の覇権国家の地位を賭けて、各国戦力が戦争を繰り広げる! 主人公、飯塚依子は中華娘紅玉、アメリカンガールエミリーと共に、名誉の戦死を求め、戦場を駆け巡る! 敵はKGB、ジャック・ザ・リッパー、フランス貴族、人魚、各国の軍! 「戦争に、正義なんて必要ない!」
以下、世津路章様からいただいた推薦文です(キャッチコピーもお借りしました)
倫理を諭す御託など無粋。
救済を集る涙など幼稚。ただ奪え。ただ騙せ。ただ殺せ!
死してなお暴虐を尽くすことを欲した、イカれたヤツらのイカれた戦場を描いた長編、それが『ヘブンズ・ドアー』です!
舞台は死後の世界《ヴァルハラ》。
ある資格を持つ魂が誘われるこの世界では、やがて来る終焉の後、新たに生まれ出でる世界での覇権を握るべく、各国家戦力が日々闘争を繰り広げています。
争いあうのは現世に実在したアメリカ、ソ連、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国、日本――辿りついた兵士たちの魂は、死してなお母国へ帰従し、ヴァルハラでの版図を広げんとその猛威を奮います。
ときに権謀術数を交わし、ときに純然たる暴力をぶつけ、己が国家の繁栄のために血と硝煙で戦場に殉じるのです。
殺戮のための異能を携えたナショナリティ豊かな戦士たちの群像劇、その中心にいるのは三人の少女。
あの世とこの世の橋渡しの場である《ヘブンズ・ドアー》、その看板娘である依子・紅玉・エミリーは、可憐ながらも強靭に戦場を駆け回ります。
殺伐とした世界の中にある彼女たちの純粋な友情は清涼剤のように爽やかです。
が、その絆を彩るのが銃撃と剣戟というのが、またなんとも本作らしい点であります。
彼女たちを軸に、KGBの不死身の大尉、イタリアン・マフィアの豪傑なる女頭領、ドイツ騎士団を統べる勇壮な姉弟、真意の読めぬ日本武士――一癖も二癖もある戦士たちが所構わず暴れまくる物語は、シンプルで荒々しい筆致で綴られ、故に戦場の只中のような臨場感を持って描かれます。
彼女等の狂騒に満ちた哄笑が聞こえるようで、気づけば夢中で読み進めてしまうのが恐ろしいです。
お試し読みWEB版はこちら
https://ncode.syosetu.com/n6614ea/