箸を持つ手が、いきなり震えた。見ると箸で挟んだ、たこ焼きが痙攣していた。
「おい」
低めの、小さな声が聞こえた。画面の中から発せられたのかと思い、VTuberの写る画面を凝視したが、特に声の主と思しきものは見当たらない。
「おい」
もう一度声がする。まさか、これは、天啓⁉
「痛いから下ろせ」
それを聞き、ハッと箸で掴み続けているたこ焼きに目を向けた。
「そうだ。私だ」
声の主は天ではなく、たこ焼きだった。
私は箸から手を離し、叫んだ。(本文より)
〈あらすじ〉
コンビニの廃棄でもらってきた冷凍たこ焼きに突然自我が芽生えた!
なんだこいつ!
フリーター女と達観したたこ焼きのほのぼの?バタバタ?日常コメディ小説。
文学フリマ大阪11限定販売!
こちらのブースもいかがですか? (β)
猪5310匹 Lupe@sRM 二酸化高校オカルト文芸部 もこもこ文学 非流動的なお茶会 パララーバ ひびこれ 本村トマソン 阿素湖素子 a Warm Space