親が孫子の兵法に傾倒していて、そのまま名付けられた孫子さんが、友達の紫緒に布教もとい読み合わせするライトノベルです。 果たして布教は実るのか。 時にはボケ倒したり、『孫子』にツッコミを入れながら読み進めていきます。
計篇解説
『孫子』は言わずと知れた兵法の古典で、どうしたら勝てるかという漠然とした課題を理路整然と体系立てて説明しているのが特徴です。
第一章の計篇の主題は勝算の見積もり。実際に戦わずとも実力差からある程度勝敗の予測はつくものです。その分析の要点を五事七計としてまとめています。
さすが『孫子』は卓見で、現代で雑誌などで紹介される各国の軍事力比較の記事を読んでもその中で話題にあがることはようなことはほぼ網羅しています。
五事七計は奥が深く、タビオ創業者の故 越智氏のように『孫子』の紹介をしながらほとんど計篇の話に終始する人もいる一方、理解できず読み飛ばしてしまう方もいます。それを見透かしたかのように『孫子』も五事について『将は聞かざること無きも、之を知る者は勝ち、知らざる者は勝たず』とおっしゃっています。
本書ではその五事七計について孫子・紫緒の二人が時にはボケたり時には冗談を言ったりしながら一つ一つ掘り下げて読み解いていきます。『孫子』の要求する域には及びもつきませんが理解の一助となれば幸いです。
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