空想は、女の子の最後の砦。
「ああメグミ、やっぱり美人やね。美人で、ともだちもいっぱいいて、もう十分持ってるやん。いったい何が足らへんの?」「空想の世界で遊びすぎるとこっちに戻ってこられなくなるよ」「想像の中のチェストってね、決していっぱいになることはないんですよ、先生」
欠けたものを空想で埋める女の子たちの、かなしくて、いとおしいエピソード集。
「さあ、どんな危険な場所も渡れる黒い羽を、あなたにもあげましょう」
<目次>
・蛾の娘
・あなたに似た四つの変奏曲
・孤独だと距離感がおかしくなる
・ステージ
・夜
・くじら公園
・蝶の娘
・言葉は光ではない
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