私にとって書くことは祈ることに似ている。
この本をまっさきに読んでもらった友人に「これは優しさだよね」と言われた。
希望とか夢とか生きろとか、そういう言葉は使っていないのに、そう言われた。
「感傷的で世界に絶望しているのかと思いきや、それを受け入れた上での慰めの言葉がたくさんある」と。
私自身、悲しい時に聞いた希望の歌に、救われたことは一度もない。
優しさというものは、とても難しい。
優しくしたいと思っているのに傷つけてしまうこともあるし、優しくしても相手の役に少しも立たないということもある。
だから、優しさというのは技術と想像力だと思う。
希望ではなく悲しみを書くことによって、あなたに寄り添えると信じています。
これが私の技術と想像力です。
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