ドストエフスキー二次創作小説第二弾。
「カラマーゾフの兄弟」のイワン、アリョーシャの少年時代に焦点を当てた妄想小説。
イワンが転校してきたせいで試験で一番取れなくなった少年が主人公。
友達のいないイワン、誰に面倒みてもらってるのかあまり自覚してない天使アリョーシャ、そしてあまり幸福でない少年時代の思い出ねつ造9万字。
※イワンが自作のお話をアリョーシャに聴かせる場面などありますが、元ネタは芥川龍之介の「地獄変」だったりします
※イワンが学芸会のために戯曲を作る内容がありますが、元ネタは森鴎外の「高瀬舟」だったりします
※何でも許せる方向け
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「君を殺して僕がカラマーゾフになりたい」
※あらすじ※「カラマーゾフさえいなければ、自分が一番だったのに……」学校一の秀才ミハイル・カラムジンは「イワン・カラマーゾフ」という似た名前の転入生が来てから、首席の地位を失い今や「カラマーゾフじゃない方」と呼ばれていた。イワンには家庭教師がいるという噂を聞いてミハイルが揶揄すると、イワンは不思議な笑みを浮かべて彼を家に招く。そこでミハイルが見たものは、学校でのイワンからは想像もつかない「奇妙な家族たち」の姿だった――。
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