井口風凛(いぐち かりん)と陰山小夜(かげやま さよ)は、とてもよく似た幼馴染。
茶色い目に髪に、白い肌。アゴに吹き出物ができやすくて。音楽が好きで、オリーブが好きで、着る服やスニーカーの色も同じで。
まるで2人は鏡のようだった。
女を好きになるというところまで——。
風凛にとって小夜は、半身であり、唯一の光であり、愛する女。
小夜にとって風凛は、半身であり、大切な光であり、かなしい存在。
お互いを映し出していた鏡は、少しずつ、本当に少しずつ、歪みを生み出していく。
高校生になって、小夜が身を焼き尽くすような恋に落ちたとき、風凛は——。
幼馴染男女による大きな感情のぶつけ合い、第一巻。
表紙は三咲ゆまさんにご担当いただきました。