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『作家・奥田継夫とわたし』『雨彦の憂鬱』

  • さ-25 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • 『さっか・おくだつぐおとわたし』『あめひこのゆううつ』
  • 安江俊明 紙島創
  • 書籍|菊判
  • 349ページ
  • 1,500円
  • ●作家・奥田継夫とわたし(著者・安江俊明)

    作家・奥田継夫氏の代表作は太平洋戦争の学童疎開を描いた『ボクちゃんの戦場』である。東京こぶしプロ(大澤豊監督)により映画化され、ベルリン国際映画祭で児童映画部門3賞を受賞した。筆者・安江は当時MBS毎日放送ラジオ報道部の記者で、奥田氏ご本人が国民学校生時代に実際に学童疎開した島根県現地で行われた少年役公募の映画撮影を取材し、1984年終戦の日にラジオ報道特別番組として放送した。それ以来奥田氏と安江は氏の経営する大阪のBAR・みーるを中心に親しく交流し、安江が家族と共にニューヨーク支局に赴任している最中も、氏はご自身の目的を持って、ニューヨークを訪れ、二人で旧交を温めたこともあった。この作品では2001年有志で立ち上げた氏を囲む会「みる会」の活動を詳細に記録している。毎月開かれた会では氏の興味関心が深い日本古代神話を話題の発火点とし、談論風発のユニークな話が展開した。トルコ、中国、韓国など、二人が心を通わせた海外体験を綴った章も合わせて読んでいただきたい。なお、表紙・装丁は安江の妻・容子が担当している。

    ●雨彦の憂鬱(著者・紙島創)

    紙島創ペンネームで安江が書いた短編小説である。クジ引きで理事長に選ばれてしまった雨彦が、前理事長一派とマンション管理組合の運営を巡り、衝突し、初代理事長を中心とする「第三の勢力」も現れ、三者三様の動きをする。果たして雨彦は一年の理事長職を無事終えることが出来るのか。雨彦の憂鬱が続く。実際にありそうな悲喜劇をユーモラスに描いた作品。



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