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はなり亭で会いましょう2

  • え-25 (小説|エンタメ・大衆小説)
  • はなりていであいましょうに
  • 寝覚の朔
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 144ページ
  • 800円
  • https://dokusyaku.com/?page_i…
  • 2021/1/17(日)発行
  • はなり亭で会いましょう本編の、正式な続編。
    主人公の一人・渡辺涼花は二十歳の誕生日を迎え、晴れて飲酒解禁。かねてから興味を持っていた日本酒を贈られ、その味に期待が高まるのだが……?
    季節は秋。紅葉シーズンに彩られる京都の大学は、学園祭準備で忙しくなる。
    そんな中、サークルで親しくする年下男子が涼花に急接近!?
    一方、はなり亭での一人飲みを楽しむ重森絢子は、職場の後輩指導に精を出すが思うように進まず、心が折れそうになり……

    イベント頒布の他、委託販売やKindle版もあります
    ぽんつく堂さん
    架空ストアさん

    新たな年と小悪魔男子

    「小悪魔男子」という存在が現実にあるのならばきっと、目の前にいる宮田樹希のような人物を指すのだろう。自身が所属する大学の語学サークルの懇親会の席で、涼花はそう考えていた。
    そして同時に、そのようなキラキラした要素のある存在は、自分には関係が薄いものだろうと。
    少なくともその時は、そう考えていた。

    心騒ぐ日々と温かな贈り物

    特別リーダーシップがあるわけでもないが、昔からよく「しっかり者」と言われ、学校では同級生にも教師にも信頼されてきた。
    男女問わず、クラスメイトとは仲良くしていたし、文化祭の実行委員をやったこともある。
    そして高校三年生の時の文化祭でのこと。同じ実行委員の活動をする中で、親しくしていた男子が居た。
    役割分担も自然とでき、息の合ったコンビだと言われた。だからもしかすると、相手も同じ気持ちではないかと、期待する思いが芽生えていた。

    理不尽な扱いと大切な関係

    一体どうしてこんな話になったのか? 後輩の指導が上手いとは言えない絢子だが、自分なりに考えて取り組んでいるというのに心外である。
    「佐々木さん、今日、お昼休みに行けないくらい大変だったらしいし。人事としては見過ごせなくてね。指導も結構だけど、適正にやってもらわないと」
    「お言葉ですが、昼休み返上で作業をしていたのは佐々木さんの意思でしたし、私は休み時間は休むように言いました」
    「でもね……休んでいいよって言ってても、そうは受け取れない雰囲気とか、あるでしょ?若い女の子がお局様に責められたら、休みたくても休めないんじゃないかなぁ……」

    恋愛未満と偽りの王子

    だから弟にはぜひ、外見だけでなく内面も、王子様のような理想の男子になってほしいという思いがあったらしい。彩華は度々、女子が喜ぶ男子の振る舞いを弟に語って聞かせていた。

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