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「孤独と暴走」マーダーケイスブック(仮)

  • け-19 (評論・研究|アイドル・芸能)
  • こどくとぼうそう
  • 脇田 敦
  • その他
  • 300円
  • https://hanoisan.hatenadiary.…
  • 2019/1/17(木)発行
  • 昨年、アニメ映画『エヴァンゲリオン劇場版』『未来のミライ』『天気の子』を解読した文章を販売しました。書籍化したかったのですが、まだ書いています。アニメ映画で繰り返し描かれる「孤独と暴走」というテーマは、過酷な現実を生きる私たちにとっても外せないテーマです。


    今回は京都アニメーションの放火殺傷事件がなぜ語られないかについて書きます。犯人は京アニへの恨みを語りますが、事件の残忍性を説明できているとは全く思えません。しかし、このような動機不明瞭で残忍な事件は1989年の地下鉄オウム・サリン事件以来、何度も起きているのです。「オタク」という言葉を一般化させた宮崎勤の事件、校門に生首を置いた酒鬼薔薇事件、歩行者天国にトラックで突っ込み無差別にナイフで切りつけた秋葉原事件など。これらの事件が当時、どのように語られたかをまとめます。


    時代の変化はアニメ作品にも影響します。映画『風の谷のナウシカ』では、人間の汚した世界を腐海の森が浄化していました。そして、その森を王蟲が守っていたのです。漫画家の山田玲司は、この王蟲は1週間も風呂に入らず作品を描き続けた当時のアニメーターのことだと語ります。そうなのです。今でもアニメ作家や漫画家は、浄化のために「孤独と暴走」を描き続けているのです。その最新のヒットが『鬼滅の刃』でしょう。鬼滅の「鬼」とは殺人鬼のことですから。

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