20世紀初頭。蒸気機関文明華やかなりし時代。そして同時に、蒸気機関によって混沌の道を歩む時代。
鋼鉄の怪物――レヴェナントと呼ばれる蒸気機関で出来た人造の怪物が、世界各地でその存在を確認され、
各国政府は機械仕掛けの怪物の討伐と対策に苦心していた。
特にレヴェナントの出現数では世界でも随一と呼ばれる大蒸気機関国家として君臨する大英帝国は、日々対抗策を講じることに苦悩していた。
しかし、そんな世界の情勢など市民には関係ない。
英国陸軍に席を置く青年、スクルージ・ルーインは、幼馴染のウィギンス・マクドナルドに呼び出されていた。
ウィギンス曰く、昔世話になった老人から財産を譲り受けたから、その手続きのために老人の屋敷に行くのだという。
せっかくの貴重な休みをぼろ屋敷探検に費やすことに嘆くスクルージだったが、誰もいないはずの屋敷で待っていたのは、全身武装をした異国の言葉を使う集団だった。