見えない電車。
黒い一反もめん。
恐山での出来事。
そして、ふと日常の片隅に現れる「説明のつかない何か」。
かと思えば、妖怪や幽霊について真面目に考え、中国古典に登場する鬼神や仙人、分身の術まで追いかける。
幽霊は、本当にいるのか?
孔子は幽霊をどう考えた?
人間は分身できる?
お経には不思議な力がある?
本書は、作者が二十年以上にわたって書き溜めてきた文章から、「あやしく不思議なもの」を集めた自選集です。
実体験あり。怪談あり。古典あり。考察あり。
怖い話ばかりではありません。
思わず笑ってしまう話も、「なんか普通にエエ話」も混じっています。
明治の哲学者・井上円了は、世の中で最も「あやしく不思議」なのは、人間の心なのだと考えました。
だとすれば「怪奇」は、暗闇の向こうに潜んでいる「何か」だけではないのかもしれません。
見慣れた日常。
昔から語り継がれてきた物語。
そして、私たち自身の心。
少し見方を変えれば、世界は「あやしく不思議」なもので満ちています。
怖い。おかしい。わからない。だから、人間は面白い。
そんな「怪奇」を集めた一冊です。
★文学フリマ会場特価:1,200円
(通常価格1,400円)
作者自身が印刷・製本した自家製本版です。
◆目次