ケモノ文芸同人『獣文連』第4集。
大学の先輩後輩である雄の熊獣人たちがイルミネーション見物へ(『ある冬の日の転換点』)。「イーハトーブ国」を舞台としたSFファンタジー(『Good-bye my cradle・前編』)。その他、桜梅桃李な「ケモノ文学」全6篇を収録。
〜収録作品〜
だいご『ホントの自分を探すゾウ』
何気ない日常生活を送っていたゾウ(獣人)は、一冊の自己啓発本を手にする。それによってゾウは、「ホントの自分を探す旅」に出る。その中でさまざまな者に出会い、仲間が増えていく。はたして、ゾウとその仲間たちは旅路の終わりになにを得るのか。
岸間夜行『千望橋下の鼠達』
目が覚めると、男は姿が人間から鼠に変わっていた。男はかつて、ならず者の下っ端としてケチな人生を送っていた。しかし、鼠に変わったことで過去の記憶がうまく思い出せなくなる。ほかの鼠との交流を通して、物語は核心へと迫りはじめる。
群々『不死鳥の葬儀』
無計画な散財によって、主人公は苦しまぎれに怪しげなバイトに応募してしまう。面接のためにオフィスへ向かう主人公。そこは獣人ばかりの、獣人コミュニティ向けのウェブメディア会社だった。あってないような面接を終えた主人公に言い渡された業務は、「不死鳥獣人の葬儀の取材」だった。
オツドラ『ある冬の日の転換点』
主人公はふたりの熊獣人。大学の先輩後輩でもあり、同郷の幼馴染でもある。ふたりはイルミネーションを見物するため、冬の街へと赴く。ふたりはちょっとしたトラブルに見舞われ、それが引き金となり本心があらわになる。
ナルコスカル『Good-bye my cradle(前編)』
世界観はSFファンタジー、舞台は文明の大部分を焼いた世界大戦から復興した「イーハトーブ国」。主人公と親友は、とある山頂に緊急停止した銀河鉄道の見物へと赴く。紆余曲折を経て、そこで主人公は新たな友を得る。
仁王立ちクララ『大人の青春を笑うな! 第二話』
主人公は四十歳手前であるゲイの兎獣人。彼の悩みは多い。若く見られることが多いが四十路という現実、難航するテレビドラマ製作現場、自身のセクシャリティとかつての失恋。そして、事あるごとに主人公にアプローチをする、歳下の竜人だ。
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