ケモノ文学を、始めよう。
もう一度、ここから。
ケモノ文芸同人『獣文連』第5集。
ペンギンに変身させられた青年が味わう奇想天外なパビリオンモニター体験(『パリピペンギンパビリオン』)。オカルトめいた古本に導かれ鷹獣人の足跡を追って大阪へ(『大原の鷹獣人』)。その他、千変万化な「ケモノ文学」全4篇を収録。
〜収録作品〜
オツドラ『キミの書く物語を、ボクは読む』
現実とは異なる現代、犬獣人のマルと鳥獣人のアキラはシェアハウスで同じ屋根の下に住んでいる。とある夏の深夜、趣味の同人活動の締め切りに追われ無理をするマル、理解を示しつつも心配するアキラ。執筆作業を終え残すは手直しだけとなったマルは、そこで疲労により転倒してしまう。
だいご『パリピペンギンパビリオン』
ポイ活のイベント体験モニターとして、大きな倉庫を訪れた主人公。そのなかはペンギンをテーマとしたアトラクションの数々。謎の陽気なペンギンになかば強制的に獣化薬を促され、主人公もまたペンギンに変身。その姿で奇妙奇天烈なアトラクションへと次々と訪れる。
群々『大原の鷹獣人』
舞台は「ケモノ」がフィクションのなかにしか存在しない現代日本。美術と文学に造詣が深く「ケモナー」でもある主人公は、東京の古書堂で鷹獣人に記されたオカルト本を発見。「ケモノは実在するのでは」という一縷の望みを抱いて、古本を手がかりに大阪・堺市へと向かう。
岸間夜行『厭世の森』
舞台は動物たちが牧歌的な生活を営んでいる不思議な森。クマである主人公は元人間であり、森を訪れる前を鮮明に覚えている。「自分と同じく、この森の動物たちは訳ありの元人間なのではないか」という猜疑心を抱く主人公。ある日、魚獲りをしていた主人公は、いきなり川に飛び込んできたものに驚愕する。
編集・発行/獣文連(代表:岸間夜行) 表紙イラスト/たかさきけいいち
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