11月の終わり、近所の店先で「ひかりくじらすくい」が始まった。高校1年生のオーカは、はじめて自分のひかりくじらを手に入れる。 冬のはじめ、山の湧水へ発生する、小さなクジラのかたちをした発光現象「ひかりくじら」。オーカが足踏みオルガンを弾くと、ガラス鉢のひかりくじらが歌いはじめ……。
音楽、昔話、まつり、地域、家族。これは、山と川と海の町で起こる、すこしふしぎであたたかな、冬から春の物語。
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