こちらのアイテムは2025/6/15(日)開催・文学フリマ岩手10にて入手できます。
くわしくは文学フリマ岩手10公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

標なきレゾナンス

  • B-26 (小説|恋愛)
  • しるべなきれぞなんす
  • こうの小春
  • 書籍|A5
  • 150ページ
  • 1,500円
  • 2025/6/15(日)発行

  • クエイル王国の片隅で魔法研究に没頭する十七歳の下級貴族、グレーム。
    彼の平穏な日々は、ある日突然の知らせによって大きく揺れ動く。

    「第一王女ジョルジャ殿下との婚約が決まった」

    突如として告げられた兄の言葉に、グレームは戸惑いを隠せない。
    しかしそこには、切実な理由があった。

    世間で【魔法使いの呪い】と囁かれる、奇妙な症状に苦しむジョルジャ。
    賑やかな場所では、天使のような声を響かせる彼女だが、静かな場所では、誰の耳にも彼女の声は届かない。
    王家は呪いを公式には否定するが、ジョルジャ王女の症状は文献に残る呪いの特徴と一致している。王家は婚約を隠れ蓑に、グレームに呪いの解明を期待していた。
    それはグレームにとっても、長年の夢だった魔法の謎に迫る千載一遇のチャンスだった。
    疲れ切った表情を浮かべる王女に、グレームは彼女の回復のため、尽力することを固く誓う。

    しかしその裏で第二王女フランチェスカは、姉への嫉妬に身を焦がしていた。
    その完璧な容姿の奥に隠された劣等感が、彼女を禁断の呪いへと駆り立てる——。

    「もうこの世に【魔法使い】は居ません。だからこそ【魔法】は、呪いになってしまったのだと、俺は思います」

    二人、紡ぎ出す小さな希望は、やがて確かな絆へと変わっていく。
    思いがけない婚約から始まる、ファンタジー・ミステリー、開幕。



    *各サイトに掲載している小説の改稿版になります。

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