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The Adventure of Short Story

  • イ-23 (小説|短編・掌編・ショートショート)→配置図(eventmesh)
  • あどべんちゃーおぶしょーとすとーりー
  • 梓野 みかん
  • 書籍|新書判
  • 82ページ
  • 300円
  • 2017/02/12(日)発行
  • 短編集5本入りです!
    各話の冒頭は以下な感じです。

    ●モノグサな古道具店主のもとを訪れたモノノケの話…『雪喰い』

     乾いた寒風が軒先から店の中まで入りこみ、ガラクタのほこりを冷たく巻き上げる。「ハルタネ古道具店」の若き店主は、穴のあいたボロ桶を嬉々として品定めする客を前にして、一週間ぶりの来客だというのに迷惑そうに眉根を寄せたまま、寒さに足をこすりあわせた。

    ●片思いの先輩が結婚することを知ってしまった主人公は…『夜の車に月をのせ』

     車に合わせて買い込むドレスは銀色にしよう、と秋早は決めていた。
     足りない背丈はスパンコールが覆うパンプスでカバーして、黒ゴム一つでまとめたきりだった髪の毛は、ベリーショートに切り離して栗色に染めた。
    (市田先輩…)

    ●愛犬との散歩で迷いこんだのは、町はずれの廃屋だった...『桜憑き』

     誰かに呼び止められたような気がして、仙夏はふと顔を上げた。
     そういえばもうそんな時期か、と思った彼の目線の先には、痩せた桜の木が蕾を赤くふくらませている。
    「コークス、こっちだ。」
     仙夏は、自分の後ろをとぼとぼとついてくる飼い犬にむかって声をかけた。

    ●あるところに、のんびり屋の虎彦がいました…『ヒコの虎』

     ある山に、はたらきものの夫婦とはたらきものの九人きょうだいの子どもたちがいました。
     先に生まれた四人は長い手足をてきぱきと使って畑をたがやし、後に生まれた四人は負けじと体を躍らせて、畑に苗を植えました。
     しかし九人きょうだいの真ん中に生まれた虎彦だけは、何をやるにものんびりしていました。

    ●地味でめだたない元同級生の男の子は、どうやら魔法使いらしい…『冬の魔法』

      魔法使いらしいぞ☆というウワサを私が耳にしたのは現国の時間だった。隣の席のミカちゃんと、ノートのはしっこで筆談していた時のことだったから、正確には目にした、と言える。
      卓球部の五家柳(ゴケヤナギ)君が魔法使いらしい…それは明日人類が滅亡するらしい…と言われるほどに現実味が無く、トンネルを抜けるとそこは雪国だった…と言われて「ふーん、」と返すしかないほどにリアクションの材料に乏しい情報だった。
     

    こたつ読書のおともに。

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