いち瀬戸芸ファンである著者が全17会場を自分のペースで巡り、自らの体験や内面の変化を綴った旅の本。
瀬戸芸の魅力を紹介しつつ、旅を通じて自己の現在地を再確認した内省の記録でもあります。
描かれているのは、ケガからの回復という個人的な背景を交えながら、自分の歩幅で現代アートと向き合うことで心身をいい方向に変えていく過程。
旅を通じた自己との対話という深いテーマも掘り下げた構成は、芸術祭の基礎知識から、ハプニングへの対処法、更には効率的な荷造りや旅レポの執筆術まで多岐にわたり、実用的な知見も備えています。
予期せぬトラブルさえも旅の醍醐味として受け入れ、楽しむための知恵や準備についても詳しく紹介。
現地でメモを取る余裕がなく、シャッターを切ることで記憶を残してきた筆者による写真も多数収録。
運営するブログとnoteの詳細な旅レポへの架け橋になっており、読者も現地の空気を追体験することができます。
すでに瀬戸芸を訪れた方は、ご自分の記憶を重ねる読みものとして。
今後訪れてみたい方は、会場の空気を想像する手がかりとして。
瀬戸芸ファンの視点で書かれた本書は、日常の隙間に瀬戸内海の風を感じさせるような、温かみのある一冊です。
【目次】
01:瀬戸内国際芸術祭2025について
「瀬戸芸」ってどんな芸術祭?
2025年の開催期間・全17エリア
便利なデジタル化・新たな課題
02:私と戸芸の関係・旅の効用
私のスペックと今年のスタート地点
私と瀬戸芸の距離感
旅が心にもたらす効用
体調との呼応・無理しない旅
旅の余韻が消える頃に
今の歩幅で、旅をする
03:旅行記「いきなり小豆島」編
朝、ホテルから高松港を目指す
ハプニング発生、積み残される
とっさの判断で行き先を決める
中山エリアならイケるかも!
やけに人が少ない理由、判明
雨の中で風景とアートを味わう
予定外だったからこその出会い
予定外は時々、旅の核心を連れてくる
04:旅にまつわるお悩みアレコレ
旅支度は荷造りだけにあらず
現地でじっくり鑑賞したいのに
帰宅後に浮かび上がる旅の「本音」
見たいもの・行きたい場所が多すぎる
05:私が巡った各会場・旅を書くこと
現地で写真を撮りまくる!
帰宅後に待つ、旅レポを書く作業
今回の17エリアのレポ記事
【この本はこんな方へ】
旅人の目線で、瀬戸芸2025の雰囲気を知りたい方
誰かの旅路に寄り添いながら、自分の旅の意味を見つめ直したい方
瀬戸芸旅が著者の心身に与えた変化を、ゆっくり追体験したい方
旅レポや旅の記録の残し方に興味がある方
著者のエッセイや旅レポの語り口が好きな方
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