【新刊!】
誰が、母を殺すのか。
王城に屍の強襲が仕掛けられた、真夜中。
白和国スーライト家王太子ロリアルが、思案の末についに動いた。
屍を動かしていたのは誰なのか。〈鏡〉の祀りが滞ると、何が起きるのか。
ロリアルは王城で集められる限りの情報を集める。
弟と母と、王家代々が祀り治めた〈鏡〉と国。自分が守りたいあらゆるものを、自分の手で守るために。
一方、スーライト家第二王子ハルスは、陰族の若長とともに屍の男女が嵌めていた指輪の謎に迫る。
術の力を開いたハルスは、先見の予知で見た未来を回避すべく動いていた。
祀れば水の恵みを持たらし、祀りを怠れば国に禍をもたらす〈鏡〉。
〈鏡〉の禍を放とうとする者に、ハルスとロリアルは迫る。
自らの出生が異色であるがゆえに、ハルスは母に疎まれていた。
愛されたいと切に願った子の思いは、いかにして母に届くのか。
――子を疎んでいた母に、救いはあるのか。
・『白和の王子の母殺し 上』とともにお楽しみください。
・本編序章「幸福な王妃」をお付けします。