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鳥人土偶抄

  • き-27 (小説|短編・掌編・ショートショート)
  • ちょうじんどぐうしょう
  • 鳥彦
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 500円
  • https://www.amazon.co.jp/dp/B…
  • 2022/10/10(月)発行
  • これまで制作した鳥土偶(立体作品)に付録としてつけていた文章を纏めた小冊子。 ・英雄オオズムニク ・モーゼズ・ハトルストーンの白い聖痕 ・死者への追悼 ・サーカスのピエロット...等、全24編を収録

    物理・電子、両方あります。


    以下サンプル

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    英雄オオズムニク この像はシズヤナ族の英雄、オオズムニクを象ったものである シズヤナ族は樹々の生い茂る山岳地帯に暮らす氏族で 森の中を遊牧民のように移動しながら暮らしていた 未開の土地にわけ入り、泉、狩の獲物、果実のなる木を見つけることが 氏族の中でもっとも尊敬を集める行いであった オオズムニクは一日に千里を歩き、さまざまな土地を見出し氏族の英雄となった その身体は常に汗で光っていた 最期には、この世の果ての山を超えて姿を消したと伝えられている

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    モーゼズ・ハトルストーンの白い聖痕 ある日、ならず者のモーゼズ・ハトルストーンは晴れた空を見上げながら歩いていた。 モーゼズが青い空を流星のように横切っていく天使を見た時、凄まじい雷が彼の頭を貫いた。 さらに驚くべきことに彼はそれで死ぬことはなく、そして誰よりも深い信仰に目覚めた。 モーゼズは残りの人生を巡礼と布教に努め、死後は改宗者の守護聖人となった。 彼の像は様々な信仰者と芸術家の手を経て、その額にイナズマ形の傷跡を刻まれることとなった。 その傷に触れる時、人は過去の行いを赦され”これから”に身を委ねる。 モーゼズ・ハトルストーンの聖痕は”あらゆる形の信仰を受け入れる”というシンボルなのだ。

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