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ヒロシとミキの甘くないパリ生活日記 1999秋−2000春

  • い-43 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • ひろしとみきのあまくないぱりせいかつにっき
  • ヒロシ&ミキ
  • 書籍|A5
  • 92ページ
  • 800円
  • 2024/12/1(日)発行
  • 本と羊の店主と副店主のパリでの半年間の生活日記です。

    「夫婦の記憶」
    1999年。今から25年前。
    ヒロシ34才。ミキ33才。結婚4年目。(ただし事実婚)
    一度旅行で訪れたことのある、フランスのパリで少しの間、
    生活してみようと決意しました。
    ダンナは春に、カミさんは秋に、それぞれの会社を退職しました。
    10月20日(水)成田からクアラルンプール経由でフランスへ。
    日本ではようやくISDNが普及し始めた頃でした。
    フランスではインターネットを使用するには、電話回線からケーブルで
    パソコンに直接つなげてアクセスしなければなりませんでした。
    Wi -FIや無線LANなどあるはずもなく不便な環境でした。
    情報は今よりもかなり乏しく、グーグルはまだ浸透しておらず、
    ヤフーサイトからネットサーフィンを始めるのが主流の頃でした。
    ノートパソコンは発売されたばかりの初代iBook。
    通貨はフラン。1フランが17・5円(99年10月当時)。
    ユーロ通貨など想像もしていなかった。
    フランスには日本人観光客が押し寄せ、ブランドを買い漁っていました。
    サンジェルマン大通りにあるルイ・ヴィトンは入場規制をかけるほどでした。
    そんな時代にフランス語はおろか、英語もままならぬ夫婦が
    わずかな貯金だけで渡仏するのはかなり無謀でした。
    最初は18区にあるホテルの部屋を借り、住むところを探し、
    ようやく1ヶ月半後に16区にある古いアパルトマンの部屋を借りる事が出来ました。
    フランス語の語学学校に通いながら、テレビもない、
    すきま風の入る、おんぼろのアパルトマンの一室で、貧弱なヒーター
    1台で、靴下を重ね履きしながら寒い冬を乗り切り、
    暖かい春の訪れまでを過ごしたパリでの半年間を記録した、
    初めての外国生活のウェブ日記です。
    おしゃれな生活などとはほど遠い、
    ひたすら貯金を切り崩してのビンボー生活の記録です。
    オモテとウラの日記があり、ダンナのオモテ日記( 建前)と
    カミさんのウラ日記( 本音)の二部構成日記になっています。
    あれから24年が経ちました。もう遠い昔の記憶、本当に現実だったのか。
    日記を綴っていたウェブサイトはもうありません。紙に記憶を残します。
    ここに、登場する全ての人たちに感謝します。
    あの場所で知り合った懐かしい人々に思いを馳せて・・・。

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