こちらのアイテムは2019/2/24(日)開催・第一回文学フリマ広島にて入手できます。
くわしくは第一回文学フリマ広島公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

わたしの胸は反響する

  • E-04 (詩歌|現代詩・散文詩)
  • わたしのむねははんきょうする
  • 北川浩二
  • 書籍|新書判
  • 104ページ
  • 700円
  • https://twitter.com/kitagawa_…
  • 北川浩二といいます。
    47篇収録の詩集「わたしの胸は反響する」
    よかったら気軽に手にとってみていただけるとうれしいです。
    (サンプルとして詩を載せてみます)

    「消灯」

    眠る前にかならずすること
    部屋の明かりを消す
    たとえいい一日では
    なかったかもしれない今日とも
    ここで静かにお別れ
    明かりを消すときに
    いちばんやさしい

    いまでは
    もう何も思い浮かべない
    ひとり暗やみのなかで
    記憶喪失になる
    さよなら自分
    苦痛だった自分
    さよなら

    明かりを消すときに
    いちばんやさしい
    多分明日は今日の続き
    それでもとてもやさしい



    「さよならを言いに」

    出会いは別れのはじまり
    さよならを言いに
    あなたは
    ぼくの所に来て
    わざわざ親密になってくれる ぼくと

    そうして
    あなたはあなたらしく
    ぼくは一層ぼくらしくなった
    幸福な関係
    ただしそれは
    避けようのない さよならが前提の

    出会うから別れがくる
    そんなつもりは少しもないのに
    さよならを言いに
    あなたは来てしまう
    もう二度と会えないかもしれなくて




    「わたしは内気で」

    かつてのわたし
    知らない土地に来て
    友人も少なく内気だった
    数年後
    やはりわたしは内気で
    友人も少なかった
    それからさらに数年たってふと思う
    ひょっとして
    わたしには元々臆病で内向きなところがあって
    自然に振るまうと
    こうなってしまうのかと
    答えは出ている
    いまだわたしは内気で
    友人も少なかった




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