──馬子の背骨に触れるものには、相応の報いが与えられる。
ゲスト四人を迎え綴られる、馬子の背骨に触れたものたちの記録を巡る物語。
・蹄跡の証明
・葦を燃やすは何者か
・嘴と無花果
・レヴリの紅玉
・羚羊の嘶き
・馬子の背骨に触れたものには
【嘴と無花果 レゾン・デートル -天才医師四宮椿の診療記録- 外伝】
いとしま医学特区に居を構える東都医科大学附属病院。
そこに勤務する心臓外科医、嘴馬遼士郎はパリトキシン中毒症で救急搬送されてきた三人の患者に対して刑事事件の疑念を抱き、特殊科学捜査官『螺旋捜査官』である市ノ瀬咲良に調査の依頼を持ちかけた。しかしそれ以前にも同じ中毒症で死亡した螺旋監察官の存在が浮上する。
これは果たして偶然か? それとも意図した殺人事件か?
秘匿されたカルテと死亡診断書。背後で渦巻く権謀術数。東医が開発を進める新型手術支援ロボット。
果たして嘴馬と咲良は真実へ辿り着くことができるのか? 二人は調査を開始する――。