歌をなくしたかつての歌姫に代わって歌う人造人間を描いた表題作をはじめ、
一風変わった創世記やコロナ禍中の異世界転移譚など、
すこし不穏な奇想に満ちた五編の物語を収録。
私の不穏の定義は「穏やかならぬこと」、
つまり胸にざわめきを起こすような作品群(だといいな)
【収録作品】
・カミサマはアンドゥを知らない
違う違う、『神様』じゃなくて『紙様』だよ。
紙様による一風変わった創世記。
・女神のまなざし/あなたは太陽
《女神》の厳しい監視下に置かれた宇宙都市リブラ・アーク。
「解放者」フィオンは、仲間たちとともに市民を地球へ脱出させる活動をしていた。
一方、医学博士アドニスは、地球で植物状態の少女の治療に当たっていた。
交差するふたりを見つめているのは、いったい誰なのか?
・強盗銀行
ある事情でどうしても大金が必要な森野は、同僚の弓岡とともに銀行強盗を実行する。
しかし彼らが押し入った先は、見るからに奇妙な銀行で……。
・鷺刃の国
感染症が猛威を振るい、不要不急の外出自粛を余儀なくされている毎日。
台所で料理をしていたはずの「私」は、いつのまにか海辺の異国「鷺刃の国」に迷い込んでいた。
鷺刃の国は「火鷹の国」と戦争をしている最中だというが、宮殿での暮らしは実に穏やかであった。
やがて「私」は、若く美しい鷺刃の女王ミハラに心惹かれるようになるが……。
・沈黙せしミランダの献身
AIが発達し、人間の職業まで決めるようになった時代。
美声を失ったかつてのスター歌手マリアは、リサイクルショップで女性型人造人間「ミランダ」を購入するが、
ある日突然ミランダは動作を停止してしまう。
ミランダの製造元は「故障ではない」と診断するが、ならばなぜ、ミランダは沈黙してしまったのか?
webでも改稿前原稿を全文お読みいただけ……ませんが、
未掲載のぶんもそのうち載せます。(改稿後のを載せるかも)
年齢制限するほどではないと思いますが暴力・流血描写が含まれます。
(一般文芸として許容されるレベルとお考えください)
ひとはしにませんが(あら、めずらしい!)全体的にうっすら不穏かさびしめの話です。
苦手な方はお気をつけください。
※当日来られない方のための通販情報
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