2年と7ヶ月ぶりの文学フリマ札幌に参加することができて、大変嬉しく思います。
運営スタッフの皆様、本当におつかれさまでした。このような大変な時期に、文学に触れ合える場を作っていただきありがとうございます。
さて当日は、従来のテレビ塔で感じていた「ごった返し」感がまったくなく、そして秋季開催のためかちょうどよい気温であった印象があります。2017年度、2018年度に参加したときはその場で体調を崩しておりましたので、今年は安心して出店することができました。
2022年度の文学フリマ札幌について、開催決定のアナウンスが流れたときはほっと胸を撫で下ろしたくなりました。それほど、我々from Cにとっては好機であり、作品を書き続けられるモチベーションであり、馬鹿みたいな社会の中でくじけずにやっていけるな、という指標の1つでありました。
私事ではありますがfromCは、当時短期大学の文芸部部員である2人の友人を誘って発足したサークルです。部長でもあり形式上サークル長でもある私ですが、短期大学を卒業する手前でいろいろありまして、2年間サークルを発足したまま一切活動できずにいました。
変な話、「ここで一冊作らないと、一生書かない」と思い詰めて泣きじゃくるほど深刻な事情があって、やっとのこさ完成した本が『闇鍋には気をつけろ!』でした。
手に取りやすい薄さということもあったのか、完売でした。
ものすごく自信になったし、次もやれる、書ける、と強く思えた1日です。
来年もぜひ、冊数とページ数を増やして参加したいと思います。
ありがとうございました。