熱愛天国 - 心中屋昭和異聞録
- 南1-2ホール | I-17 (小説|ホラー・怪奇)
- ねつあいてんごく ー しんじゅうやしょうわいぶんろく
- 渡海奈穂
- 書籍|A5
- 2026/11/8(日)発行
- 昭和44年を舞台としたホラー短編集。主人公の青年が、身のまわりの人々の体験する怪異に巻き込まれ、友人・平坂とともにその成り行きを見守る。
「心中屋昭和異聞録」と同じ語り手ですが、この本のみでも読めます。
①「粋人の杖」
女友達が怪我もしていないのに杖をついていることを不思議に思い、主人公は彼女に理由を訊ねる。
「どこも悪くないのに、何もないところでたまに転ぶようになったの。たまたま知らないおじいさんにもらった杖があったから、倒れないように使うことにしているんだけど…」
杖とその持ち主である老人について、主人公と平坂は調査を始める。
②「四つ辻の家」
一般家庭でも当たり前に自家用車が広まった時代。四つ辻で人と車の交通事故がよく起こる。
車に跳ねられた被害者の体が庭に飛び込むことのある家の子供は、親に塀を高くするか、ネットを張るか、でもなければ引っ越したいと懇願する。だが家族は誰もそれを聞き入れない。
四つ辻で、繰り返しまた事故が起こる。
③「熱愛天国」
主人公の同級の男が、球体人形の美少女に夢中になる。彼は同時に、深夜テレビに映し出される不鮮明な少女にも恋をする。愛に翻弄される男の行く末は。
※収録予定のあらすじにつき、内容が変わる場合があります。
