慧可断臂
- 南3-4ホール | き-90 (小説|ミステリー)
- えかだんぴ
- ソルト佐藤
- 書籍|A5
- 56ページ
- 400円
- 2026/11/8(日)発行
- 建徳6年(西暦577年)、北周の武帝は仏教の弾圧を始めた。各地の寺院や仏像を破壊し、人々に信仰の棄教を強いる。
曇林(どんりん)は捕らえられた人々を救おうとするが、衛元嵩(えいげんすう)に逆に捕まってしまう。衛元嵩は全てを見通すといわれる異能の男だった。そして、武帝に仏教弾圧を扇惑したという。
衛元嵩は、謎掛けをする。その謎を解ければ曇林と人々の命を保証するという。
密室の中に死体が一つ。そこには霊験のある石仏しかなかった。果たして、石仏が人を殺したのか? そんなことはあるはずがない。石仏はただの石なのだ。犯人を探し出せ。
謎を解き、石仏が殺していないことを証明すれば。人々の信仰を否定することになる。
謎を解かず石仏が殺したといえば、人々は殺されることになる。
曇林は自分の師である慧可(えか)のことを思い出す。
仏の教えのために自分で左腕を切り落とした慧可ならばどうするのか?
