物書きのための日本語辞書について考える セット売り(他1冊)
- 南3-4ホール | の-05 (評論・研究|出版)
- ものかきのためのにほんごじしょについてかんがえる せっとうり ほか1さつ
- 川月現大
- 書籍|B5
- 16ページ
- 500円
- 2026/5/1(金)発行
- ※小冊子「本の話──「自分」がわからない」とのセット売り(計2冊)です。
「はじめに」より「辞書が売れない」、そういう話をよく聞く。すべての現象にはそうなる理由があり、辞書が売れないのにも理由がある。かつて(今でも?)辞書関係者がよく言っていたのは、「無料で使えるネット辞書の普及により、紙の辞書が売れなくなった」というものだ。これは本当だろうか? たしかに、わかりやすい理由ではあるが一面的な見方にすぎないように思える。
「国語辞典ナイト」のようなイベントでは多くの人を集客し、テレ東の「川島明の辞書で呑む」は放送開始(2024年1月2日)から2年を超え、人々が辞書や言葉に強い関心を持っていることがわかる。だが、辞書ファンや辞書ヲタクだけに頼るだけでは辞書づくりを続けるのは資金的に難しい。このような制約があるにせよ、日本語辞書は進化し続けなければならない。
本稿では、持続可能な日本語辞書とはどのようなものか、そして物書きにとって有用な日本語辞書の姿をデッサンしてみる。そのために必要なのが、なぜこのような状況になったのかを知ること。次節では、特に技術(デジタル化)の観点から現状分析を行う。
