ウチのカメラ#2
- 南3-4ホール | す-79〜80 (詩歌|イラスト・写真)
- うちのかめらしゃーぷつー
- 鈴木ユートピア
- 書籍|A5
- 80ページ
- 800円
- https://note.com/suzukiutopia…
- 2026/11/8(日)発行
写真を撮りながらnoteで活躍している総勢11名のnoterさんに「あした、なに撮る?」というテーマでエッセイを書き下ろしていただきました。
ここでしか読めない至高の文章を読んでみませんか?
僕たちは特定の何かを撮りたくてどこかに出かけるんでしょうか?
それとも出かけた先で撮りたいものに出会うのでしょうか?あるいは、何か目的があって出かけた先で思いがけない風景との出会いがあって、それが楽しくて写真をやってるんでしょうか?
自分は、いったい何を撮りたいのか。
そんな問いを11人の写真好きに投げかけ、一冊の本を作りました。
『ウチのカメラ #2 あした、なに撮る?』
前作『ウチのカメラ』では、カメラそのものをテーマに、それぞれの愛機との付き合い方や、写真に対する思いを綴ってもらいました。
今回のテーマは「あした、なに撮る?」と題し、カメラの話から一歩踏み込んで、今度は被写体について考えてみようという企画です。
とはいえ具体的に何を書いてほしいかは、全くお伝えしていません。
「あした、なに撮る?」
この言葉をどう捉えて、文章を紡ぐかはメンバーそれぞれ次第です。
すると、実にさまざまな文章が集まりました。
子どもたちと過ごす何気ない休日を撮る人がいます。日常の光や影を見つめる人がいます。
東京の街を歩き、目の前に突然現れる何かを撮り続ける人もいれば、古い神社や田園風景に、かつてそこに生きた人々の気配を探す人もいます。
同じカメラという道具を使い、同じようにシャッターを切っているのに、見ている世界はこんなにも違うのかと。
原稿を集めて読み進めていくなかで、僕自身も驚かされました。
「あした、なに撮る?」
自分では意識していなかったことが、自分の撮った写真のなかに現れていく面白さがそこにはありました。
そして、ほかの10人の文章を読んでいると、それぞれの写真にも、その人にしか見えていない何かがあるのだと感じます。
家族を撮ることも、街を撮ることも、植物を撮ることも、古い町並みを撮ることも、単なる被写体の違いではありませんでした。
そこには、その人が何を大切にしているのか、何に心を動かされるのか、どんなふうに世界を見ているのかが確かに現れています。
何を撮るかを考えることは、自分がどんな人間なのかを考えることに他ならなかったのです。
SNSでほかの人の写真を見て、自分の写真に自信が持てなくなってしまう人。
何年もカメラを使っているのに、いまだに自分が何を撮りたいのか、よくわからない人。
あるいは、写真を撮ることが好きだけれど、なぜ好きなのかを考えたことがない人。
そんな人にこそ、手に取ってみてほしいと思っています。
11人の答えを読んだからといって、あなたの答えが見つかるとは限りません。むしろ、読み終えても、結局よくわからないままかもしれない。
しかし誰かの眼差しに触れることで、明日いつもの道を歩いているときに、ふと足を止める瞬間があるかもしれません。
いつもなら通り過ぎてしまうものに、カメラを向けたくなるかもしれません。
そうなったら、この本を作った意味があったのだと思います。
11人の文章を読んで、あなたが何を感じるのか。
そして、そのあとに、あなた自身が何を撮るのか。
それが僕の楽しみでもあります。
『ウチのカメラ #2 あした、なに撮る?』
写真を撮る人たちが、それぞれの眼差しで世界を見つめた一冊です。
11人が書いた文章と、その背後にある写真への思いを、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。
そして、これを読み終えたあなたにこそ、訊いてみたいのです。
あした、なに撮る?
