手と手と手
- 南1-2ホール | Q-44 (小説|純文学)
- てとてとて
- 佐木ささき
- 書籍|文庫判(A6)
- 150ページ
- 500円
- 2026/11/8(日)発行
- <この遺体、呑気すぎる。>陽気な遺体に出会った主人公は、遺棄の最中に意気投合する。果たして遺棄の行方は……?(『本日の身元不明遺体』)/<そうでなければ、自分の中で漠然と拡散している、誰も彼も刺してしまいたいようなこの世の不条理への強烈な怒りが、いつか凝固し形を成して特定の誰かに振り下ろされてしまいそうだった。ただただ、うらやましかった。誰かに隣にいてこの遣る瀬なさを慰め、所在なさを誤魔化してほしかった。(『手と手と手』)<深夜三時、真っ暗な部屋で私の消息は忽然と絶たれた。>(『ぷちん』)/他、『ほうから』/『 』/『地縛霊同士で宗派が違ったのでずっとすごく気まずい①』を収録。六篇中三篇が遺棄にまつわる、とりあえず全ての遺体に手を合わせたい短編集。
