こちらのアイテムは2026/11/8(日)開催・文学フリマ東京43にて入手できます。
くわしくは文学フリマ東京43公式Webサイトをご覧ください。

船堀タイムフロート

  • 南3-4ホール | い-09〜10 (評論・研究|メディア)
  • ふなぼりたいむふろーと
  • 大塚 雅美
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 48ページ
  • 900円
  • https://bccks.jp/bcck/184831/…
  • 2026/10/12(月)発行
  • 首の後ろにある精神制御装置がオフの間、僕は何も感じず、何も覚えないまま平日を過ごす。スイッチがオンになるのは、週末だけ。目が醒めると、台所の棚に置いておいたチョコレートが消えている。平日の僕が食べたのだ。
    ある週末、目を醒ますと、僕は知らない駅にいた。駅の名は、船堀。駅前の建物の上には、一本の塔が立っている。導かれるように展望台行きのエレベーターに乗ると、白い手袋のエレベーターガールが、僕を見たことのない場所へと運んでいった。
    そこで待っていたのは、僕と同じ目の高さで、僕と同じ声をした男だった。 「はじめまして。過去の僕」 未来の僕と名乗る彼は、月に行きたいのだと言う。そのためには、君の時間が必要なのだと。
    その日から、僕は装置をオンにする時間を少しずつ増やし、彼から届く課題に取り組みはじめる。それが何の役に立つのか、僕にはまだ分からない。それでも、船堀の塔は、少しずつ月へと近づいていく。
    月で暮らすことを夢見る、未来の僕。週末だけを生きてきた、今の僕。 塔の上で出会った二人の僕が、最後にたどり着く場所とは。

    NovelJam 2026参加作品

    ※本文にカラーページがあるため他のNovelJam参加作品より販売価格が高くなっています

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