――死んだはずの高杉晋作と、乃木大将が遺した隠し遺書――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大正三年一月、陸軍大尉・真崎勇気は、陸軍省の地下書庫で帳簿の数字が合わないことに気づく。旅順を攻めた第三軍の、弾薬と糧秣の記録。誰も見向きもしなかったその綴じの裏から出てきたのは、乃木希典の直筆――白兵突撃を否定する、隠された遺書だった。
上層部に疎まれ、上海へ飛ばされた真崎を待っていたのは、二十七歳で死んだはずの高杉晋作であった。
高杉が密かに結成した「影の奇兵隊」は、対米戦争という滅びの道を、いまのうちに曲げようとしていた。
第一次世界大戦に乗じて、日本の一個師団を地中海へ。
その先に、日英蘭三国同盟を。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
頒布価格 1,800円
文学フリマ東京43 ブース J-71「吉田梅之助」