特別展「森家の歳時記—鴎外と子どもたちが綴った時々の暮らし」
- 南1-2ホール | O-08 (評論・研究|文芸批評)
- とくべつてんもりけのさいじきおうがいとこどもたちがつづったときどきのくらし
- 文京区立森鴎外記念館
- 書籍|A4
- 60ページ
- 880円
- 2020/8/8(土)発行
- 【目次】
●巻頭論考 水色の夜明け、楽しい昼、そして金色の夜 須田喜代次
●明治・大正期の年中行事や行楽
●第一章 森家の年中行事
正月/雛祭り/花見/川開き/避暑/菊人形/七五三/クリスマス
コラム① 鴎外とその家族をとりまく年中行事と行楽 鈴木章生
トピック◇森家のお出かけ
●第二章 大正二年の鴎外
1月12日/2月5日/2月14日/2月16日/4月2日/5月28日、29日/6月8日/7月23日/10月11日/12月7日、8日
コラム② 「鴎外日記」を読むこと―鴎外と家族の日常 村上祐紀
トピック◇鴎外の一日
●第三章 鴎外作品に見る春夏秋冬
春『阿部一族』『山椒大夫』『高瀬舟』/夏『百物語』/秋『奈良五十首』/冬『追儺』
コラム③ お佐代さんのひなまつり―森鴎外『安井夫人』より― 大塚美保
●資料集 「森家の歳時記」関連年譜(明治23年~大正11年)
【展覧会概要】
文豪・森鴎外が観潮楼(現・文京区立森鴎外記念館)に家族と暮らしたのは、明治25(1892)年から亡くなる大正11(1922)年までのことです。この間の鴎外の日記には、作家、陸軍軍医、父親…鴎外のさまざまな立場の日常が、淡々と記録されています。一方、鴎外の子どもたち(長男・於菟、長女・茉莉、次女・杏奴、三男・類)が後年に記した回想には、鴎外との暮らしが、明治・大正期の東京の風物とともに瑞々しく描かれています。
本展では、鴎外の日記や書簡、子どもたちの回想などをたよりに、森家の年中行事を通してその暮らしを照らし出します。また、大正2年の鴎外の日々、鴎外作品に描かれた季節を展覧します。いつの時代にも等しく時が流れ、季節がめぐります。森家が季節の移り変わりとともに営んだ観潮楼での暮らしや鴎外の季節表現は、現代のわたしたちが忘れかけている郷愁を呼び起こし、親近感を覚えることができるのではないでしょうか。
鴎外の記録と子どもたちの記憶をつなぎ合わせることで浮かび上がってくる、花見、川開き、避暑、クリスマス、正月など「森家の歳時記」をお楽しみください。
