「忘れてほしい」と願う恋人と、「忘れたくない」と願う男。
二十七歳でこの世を去った、最愛の恋人・モモ。
彼を失ったショウは、十年近い歳月を経ても、その死を受け入れられずにいた。そんなショウの前に現れたのは、死んだ恋人の面影を宿す青年だった。
名前も、境遇も違う。全くの別人のはずなのに、仕草も、言葉も、どうしようもなくモモを思い起させる。
忘れなければならないのか。それとも、忘れずにいることが愛なのか。
やがて明かされる真実は、二人が信じていた愛の形を残酷に揺さぶっていく。
愛しているから、忘れてほしい。
愛しているから、忘れたくない。
死してなお続く愛は、救いなのか、それとも呪いなのか。
死別×年の差×執着×悲恋×メリバ。
忘却の果てに残された、痛いほど一途な純愛BL。
2026年10月・J.GARDEN60新刊。