ひとりぼっちだと思っていた私が、出会いと別れの中で見つけたもの。
二十歳のナユタは、自分に自信がなく、人付き合いも苦手。海辺の町で、誰にも見つからずひっそりと暮らしていきたいと思っていた。
ある日、パン屋を営む父から、病気の実父を訪ねてほしいと頼まれる。見知らぬ寺を訪れたナユタは、そこで舞台女優のクムナと出会う。奔放で華やかな彼女に戸惑いながらも、ナユタの世界は少しずつ変わり始める。
恋と友情、思いがけない出来事や出会い。さまざまな経験を重ねるうちに、ナユタは、自分もまた大きな時の流れの中で人々とつながり、生きているのだと気づいていく。
本作は、人々が地球から惑星アルデバランへ移住した後の世界を舞台に、世代を越えてつながる人生を描く「アルデバランシリーズ」の第五世代の物語。壮大なサーガの一作でありながら、シリーズの予備知識がなくても楽しめる。
ひとりの少女が人と出会い、自分の居場所と人生を見つけていく物語。