近未来の地球に似た星を舞台に、美貌の僧・朔浄が自らの半生を振り返る全6巻の物語。
春、芸術家・坂本千里の死をきっかけに始まる回想は、初夏、夏、秋、冬、そして再び春へ。人生の過ち、家族との関係、愛する人との出会いと別れ。朔浄は、さまざまな記憶をたどりながら、自分の人生に深く関わった人々と、彼らへの思いを見つめ直していく。
人は何を背負い、誰を愛し、何を次の世代へと手渡していくのか。
本作は、人々が地球から惑星アルデバランへ移住した後の世界を舞台に、世代を越えてつながる人生を描く「アルデバランシリーズ」の一作。『ナユタ』の主人公ナユタの祖父にあたる朔浄の人生を描いた、壮大なサーガの中のひとつの物語でもある。
一人の男の半生を通して、人と人とのつながり、そして人生の先へと続いていく営みを描く。