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ニュース

  • 南3-4ホール | の-19〜20 (詩歌|俳句・短歌・川柳)
  • にゅーす
  • 谷雄介
  • 92ページ
  • 1,650円
  • 2026/9/24(木)発行
  • これは「ニュース」なのか。

    桃の花やチューリップは咲き誇り、冷蔵庫が佇み、宇宙は膨張を続ける中で、家族が少しずつ減っていく。

    一見すると普通の風景なのに、読んでいるうちに、どこか世界の見え方がずれていく。

    2003年に俳句を始めてから二十余年にわたる作品をまとめた第一句集。

    ◆自選十句

    石仏の簡単な顔桃の花

    球根の数だけ咲きぬチューリップ

    草花のしづけさを持ち冷蔵庫

    米国の管理下といふ夏の空

    君に逢ふため晩夏のドアいくつひらく

    七夕や遠くに次の駅が見え

    村の名も村議も消えて大花野

    梨丸し銀河と銀河はなれつつ

    粛々と家族は減りぬ畳替

    宗教の思ひ出すこし冬林檎

    ◆プロフィール

    谷 雄介 たに ゆうすけ

    1985 年愛媛県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、会社員。

    第6 回俳句甲子園出場(予選敗退)。学生時代は早稲田大学俳句研究会、ワセハイに所属。「里」「ハイクマシーン」「トーキョーハイクライターズクラブ(THC)」などの同人活動を経て、2013 年「群青」創刊に参加。2024 年より編集長。

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