40歳の小説家・火野飛鳥に、突然モテ期がやってきた。
親友に紹介された映画監督とのお見合いをきっかけに、なぜか次々と恋愛模様が展開していく。アシスタントとの恋、そして、かつて兄の友人だったシェフとの再会。恋愛上手とは言いがたく、何をするにもどこか間が悪い飛鳥の恋の行方は?
本作は、世代を越えて人々の人生がつながる「アルデバランシリーズ」の第三世代を描く物語のひとつ。飛鳥は『花と嵐』のまりもの娘であり、『ナユタ』へとつながる重要な人物でもある。
とはいえ、壮大なサーガの予備知識は必要ない。ひとりの女性の恋と人生の物語として楽しみながら、読み進めるうちに、作品を越えてつながる人々の姿も見えてくる。
ひとつの恋愛小説であり、世代を越える物語の結び目でもある一冊。