循環
- 南1-2ホール | O-44 (小説|純文学)
- じゅんかん
- 染水翔太
- 書籍|B6
- 800円
- 短/掌編集です。
〈あらすじ〉
・犬
「お前は犬だ、わかったか。犬であることは決定している。いま決定したんだ。おれが決めた」と喋り続ける男と、その話を一切聞いていない相手
・液体
土産屋にアルバイトとして入った大学生と、軒先の客引きに定評がある陽気な副店長。雨の日とか、倉庫の中とか、ジャングルジムの上でとか、副店長はいつも急に俯いて黙る
・5ニョッキ
たけのこニョッキのルールを知らない人に、電話でちゃんとルールを伝える
・循環
平日の昼間、自宅近くの川を走っていると、毎回同じ場所で同じ男とすれ違う。橋を渡って向こう岸へ、また橋を渡ってこちらへ、ぐるぐる。試しに逆回りに橋ってみると、また男とすれ違った
・現在地
渋谷ハチ公前で十六時に四人で待ち合わせるも、一向に集まらない。駅のベンチに荷物を忘れた人、逆方向に乗ってしまった人、ふつうに遅れる人、駅を間違えた人
・永遠
オセロのルールを知らない人に、電話でルールをちゃんと伝える
・出ていくことを当店ではオススメしております
令和八年五月二十二日、サイゼリヤ平和台店内の音声記録
・一次面接、グループディスカッション、最終面接、再面接
就職活動のコマを進めていく私。最終面接で落ちたのを機に、ふたたび面接に臨む
