本書は2025年に刊行した書評集、『二〇二〇年代の同時代文学──戦争とディストピアを超えて』の続編です。同書の刊行後、純文学、ミステリー、ホラーなどのジャンルを超えて、破格なまでに優れた小説の刊行が相次ぎました。そこで急遽、同書の別巻(「別館」=ANNEX版)としてこの本を制作することにしました。「本館」「別館」の2冊を通して、国内外のスリリングな「同時代文学」の息吹にふれてください!
【本書でとりあげた作品】
ローラン・ビネ『遠近法』(東京創元社)
稲羽白菟『造反有理──文革楼の殺人』(行舟文化)
堀江敏幸『二月のつぎに七月が』(講談社)
鈴木結生『携帯遺産』(朝日新聞出版)
ベン・ラーナー『トピーカ・スクール』(明庭社)
C・J・ゼッツ『丸いもののもつ慰め』(河出書房新社)
保坂和志『鉄の胡蝶は』(講談社)
リチャード・パワーズ『プレイグラウンド』(新潮社)
マリアーナ・エンリケス『秘儀』(新潮社)
乗代雄介『皆のあらばしり』(再録) (新潮社)