暮らして、一年半。 私の靴の置き場所ができるまで。
【元トピ主、本を書く】
結婚と同時に始まった、義実家での同居生活。 物があふれる家で、片付けに追われる毎日。 玄関の下駄箱には、私の靴を置く場所すらありませんでした。
やりきれない気持ちを、ネット掲示板にぶつけていた私。 名乗っていたのは「モップドフキン」。 突発性難聴での入院を経て、少しずつ家の中の物に手をつけていきます。
捨てるもの、残すもの、直して使うもの。
暮らしに触れ続けるうちに、ものの見方も少しずつ変わっていく。 十数年後、あの日々をたどり直した暮らしと家族の回想録。
* * *
同居や汚宅の経験がなくても。 「こんなはずじゃなかった」と、自分の選択に戸惑ったことがある人。 人との関係をうまく結べなかった人。 「いい何か」になろうとして、うまくいかなかった人。 ネットの片隅で、誰にも言えない愚痴を吐いたことがある人。
物事を、簡単な善悪や成功・失敗に分けたくない人。 そして、自分の暮らしをもう一度見つめてみたい人。
そんな人に、少しだけ覗いてもらえたら嬉しいです。